介護現場でも活躍、分身ロボットとして認知が拡大している「OriHime(オリヒメ)」が受付を代行する「受付OriHime」の提供が開始されました。新型コロナウイルス感染症対策として“非接触”が重要視されるなか、新しいコミュニケーションとして注目されます。
活躍の場を広げるOriHime
コミュニケーションロボットを探すと、必ず行き当たるロボットのひとつ「OriHime」。オリィ研究所が遠隔操作でありながら「その場にいる」感覚を共有できる分身ロボットとして開発したもので、育児や介護、身体障害などで会社に身体を運ぶことが困難な方のテレワークや病気で学校に通えない児童・学生の遠隔教育ツールとして全国で愛用されているロボットです。
コロナ禍にあっては企業もテレワークを積極的に推進していますが、PCやタブレット、スマートフォンで手軽に操作できることから企業の導入も加速し、現時点で約80社におよそ500台が活躍しているそうで、テレワークのみならず会議での利用や本社支社を結ぶコミュニケーションツール、多忙な社長のためのコミュニケーションツールとしても使われているといいます。
以下のような実験的な試みも実施して好評を得ています。
接客スキルはそのままに、しっかりと“おもてなし”
オリィ研究所が今回開始したサービスは、OriHimeが会社での受付・接客に対応する受付ソリューション。実際に対応スキルを備える受付スタッフが遠隔操作するため、しっかり“おもてなし”感のある受付・接客が可能です。
遠隔でありながら、直接、人が接客しているような存在感のあるコミュニケーションができる。優れた応対スキルを持つ受付スタッフによる、お客様へのホスピタリティ溢れる受付・接客が、安全を確保しながら可能となる。
タブレット端末との連動で来訪者側の操作も容易で、必要な案内など画面で表示させることでスムーズな接客が可能となります。
受付OriHime https://orihime.orylab.com/avatar-recept/
応用が広がる分身ロボット「OriHime」、介護福祉の現場でもますます活躍が期待されます。
②お客様の顔を見ながら、その場にいるような応対が可能
③1人で複数のOriHimeに接続できるため、受付が複数ある企業でも対応可能
④OriHimeを通しての接客ならではの話題性や、来客とのコミュニケーションが生まれることが期待できる
⑤OriHimeの操作により、身振り手振りでのコミュニケーションや操作者自身で周囲を見回すことが可能。
⑥一台のOriHimeに複数の方が入れ替わり対応することが可能
⑦お見せしたい資料や情報を、操作者側から受付表示用タブレット端末に表示可能