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ロボット×センサーで介護施設を安心・便利に-神奈川県で実証実験

ロボット×センサーで介護施設を安心・便利に-神奈川県で実証実験 ICT・テクノロジー

神奈川県のビジネスアクセラレータープログラム「BAK NEW NORMAL PROJECT 2022」に採択されたユカイ工学×マクニカによるプロジェクトが始動します。

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介護施設の入居者・スタッフの課題解決を目指して

神奈川県では、ベンチャー企業と大企業等のオープンイノベーションによりコロナ禍で顕在化した課題の解決に取り組む事業を採択し支援するビジネスアクセラレータープログラム「BAK NEW NORMAL PROJECT 2022」を実施しています。
ユカイ工学とマクニカによるプロジェクトはそのひとつとして実施されるもので、藤沢市と横浜市の2ヵ所の介護付有料老人ホームで開始されます。

ロボット×センサーで介護施設を安心・便利に-神奈川県で実証実験

対象となる住宅型老人ホームやサービス付き高齢者向け住宅において、事前におこなわれたヒアリングでわかってきた課題は、施設構造やスタッフ数等、限られた条件の中でサービスを提供していること。
日常の生活にあまり心配の要らないシニアが大半なことから、個室が中心で常駐スタッフ数も少ないことが一般的。年数が経って入居者が高齢化、介護度が上がり個別のケアが必要な状態になってくると、そうした構造によって対応が限られてしまいがちになるわけです。
特に居室の温度モニタリング、服薬や水分摂取等の声掛け、食事の案内、室内換気や清掃支援など、限られたスタッフで細やかな管理や対応を求められる業務負荷は、心理的にも肉体的にも大きな割合を占めるとされています。

介護施設内のモニタリングとコミュニケーションを密に

こうした入居者、スタッフ双方にともなう課題解決を目指すのが今回の実証実験。
ユカイ工学のコミュニケーションロボット「BOCCO emo(ボッコ エモ)」と、マクニカの空気質センシング技術「AiryQonnect」を連携させることで、介護施設の入居者やスタッフに施設内の状況を通知し、業務環境を改善を目指すものです。
「AiryQonnect」は温湿度、CO2、TVOCガス、PM2.5など空気環境を計測できる空気質ソリューションです。

ロボット×センサーで介護施設を安心・便利に-神奈川県で実証実験
2施設の介護付有料老人ホームの各部屋に「BOCCO emo」と「AiryQonnect」を各居室に設置。環境情報をセンサーでモニタリングすると共に、ロボットを通して入居者への服薬や室温管理・換気や水分摂取などの声掛けを実行。スタッフに対しては居室の温度・湿度を含めた空気質状況の可視化を行うことで、入居者自身の自律的な生活への貢献、ならびに、スタッフの業務負担軽減の可能性について検証するとしています。
それぞれ5世帯がモニターとなり、施設スタッフとのコミュニケーションに活用します。
期間は4月下旬までとし、振返りと事業化を検討するとしています。

 

「ビジネスアクセラレーターかながわ(BAK)」
https://www.pref.kanagawa.jp/docs/sr4/cnt/f537611/bak01.html
「BOCCO emo」公式サイト
https://www.bocco.me
ユカイ工学株式会社
https://www.ux-xu.com
株式会社マクニカ
https://www.macnica.co.jp

 

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