ベッドセンサーシステムの共同開発を続けるミネベアミツミとリコーがラインナップの拡充を発表、特にニーズの高かった参考体重測定、離床アラームに機能を絞ったモデル「ベッドセンサーシステム ベーシック」をミネベアミツミから発売となります。
ベッド脚下に設置するだけで参考体重を測定・離床アラームで見守り
「ベッドセンサーシステム」はミネベアミツミとリコーが2018年に共同事業開発契約を締結し、開発・販売活動を展開している介護現場用での見守り用のシステムです。
ベッド脚下にお手軽に設置できる見守りセンサーシステムで、利用者のベッド上での状態・バイタル情報を高精度にモニタリングすることが可能となっています。
ベッド脚下に設置するセンサーは利用者の視野に入らないことから、モニタリングに意識が向きにくいため、普段どおりの日常生活を送ってもらいながら見守ることができます。
新たに発売する「ベッドセンサーシステム ベーシック」は、2018年7月に共同開発の第一弾として発売した「リコーみまもりベッドセンサーシステム」の機能を絞った新モデル。
発売に関して、
「多くの介護現場の方々とのお話を通して、介護スタッフの人員不足や充分なケアに対する課題を聴き、「リコーみまもりベッドセンサーシステム」の中から現場ニーズが高い機能に絞り、より多くの介護事業者が導入しやすい価格帯のモデルを企画・開発することになりました。」
とコメントしています。
ベッドセンサーシステム ベーシック 主な特長
![介護現場を効率化するベッドセンサーシステム強化へ](https://careit.jp/top/wp-content/uploads/2021/03/rico_20210330.png)
「ベッドセンサーシステム ベーシック」のシステム構成
① 参考体重の測定機能
ベッドの4か所の脚下へ高精度センサーを設置することで参考体重が測定可能。
ベッドから移動することなく参考体重を測定することで利用者様のご不便を解消、介護施設側の業務負荷を軽減し、健康管理において重要な体重値の一元管理が行えます。
② 離床アラーム機能
ミネベアミツミの荷重センサー技術で利用者の在床時の荷重変位を測定し、端座位・離床時にアラームを通知することで転倒・転落などのリスクが軽減できます。
また、アラームにより適切なタイミングで訪室することができ、訪室過多による利用者のストレス軽減と、介護者の業務負荷軽減の両立が可能です。
ナースコール、Wi-Fi™を介してアラームの伝達手段が標準装備されています。
③ フラットセンサー
フラットなデザインで様々なタイプのベッドに設置が可能。従来のセンサーより設置しやすくスタイリッシュなデザインで、固定脚タイプにも装着可能なセンサーユニットを開発しています。
※ベッドセンサーシステムは、ミネベアミツミ株式会社の登録商標です。