安否確認・みまもり事業を手掛けるあんしんサポート(福岡県福岡市)が中心となって、全国の自治体などに向け独居高齢者を24時間見守るIoT機器を駆使した新たな緊急通報サービス「みまもりプラス‐24」の提供が開始されました。
緊急通報サービスの課題を解決し地域社会に貢献
超高齢化社会に向かう真っただ中にあって、様々な課題が浮上していますが、独居高齢者へのサポート、なかでも独居高齢者の見守りに対する社会的ニーズは年々高まっています。
その一方で、見守りの役割を担う従来の「緊急通報サービス」は、固定電話回線が無ければ設置できない/宅内のみでしか利用できない/急病時に緊急ボタンを押せない/民生委員や地域見守り協力員のサポートが受けられない、など利用者から不満の声もあがっているようです。
ソフトバンク、SB C&Sと協力し全国展開
あんしんサポートが手掛ける「みまもりプラス‐24」は、それら従来サービスの課題を改善するサービスといえる特長が備わっているものになっています。
本サービスは、ICT活用で地域課題の解決を目指すソフトバンクと、IoT機器を活用した法人向け商材・サービスを提供するSB C&Sの協力体制が敷かれています。
ソフトバンクが提供する緊急通報システムを搭載する「キッズフォン」、ソフトバンクグループの1社であるSB C&Sが開発したIoTセンサー、あんしんサポートが運営する介護士や看護師が24時間常駐する専門のコンタクトセンターによる対応を組み合わせて、より精度と利便性が高く、広い見守り範囲をカバーできるサービスとして開発されています。
今後、あんしんサポートが主体となって全国の自治体に「みまもりプラス-24」を提供するとともに、ソフトバンクがこのサービスを自治体へ紹介するなどのサポートをおこなうとしています。
- あんしんサポートは、介護士や看護師が24時間常駐する専門のコンタクトセンターを運営、自治体や医療機関、一般の利用者向けに「みまもりプラス-24」のサービスを提供
- ソフトバンクは、緊急通報システムを搭載する「キッズフォン」およびIoTセンサー搭載の「人感センサー」で利用する携帯電話回線を供給
- SB C&Sは、IoTセンサー搭載の「人感センサー」を供給
「みまもりプラス-24」サービスの特長
「みまもりプラス-24」は、ボタンの長押しもしくは紐を引く簡単な操作でオペレーターとつながる「キッズフォン」、室内の異常を検知しオペレーターに知らせるIoTセンサー搭載の「人感センサー」の2つの機器をパッケージとして、介護士や看護師が24時間体制で常駐する専門性の高いコンタクトセンターサービスと繋ぐことで高齢者の見守りを実現します。
また、民生委員や地域見守り協力員の駆けつけ対応が受けられない高齢者には、地元の警備業者などと連携して駆けつけサービスの提供もおこないます。
みまもりプラス‐24 https://mimamoriplus-24.com/