クラファンで200万円超の支援を集めたビジネスゲーム『けあとの遭遇』

クラファンで200万円超の支援を集めたビジネスゲーム『けあとの遭遇』 News
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超高齢社会のなか、誰もが避けて通れない介護問題に、ゲームで向き合い体験してもらおうとするプロジェクトが、支援を求めたクラウドファンディングで目標額とした200万円を超える支援を集め話題となっています。その概要を紹介します。

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すっかり認知が確立したクラウドファンディング

プロジェクトの支援者を集めるクラウドファンディングですが、ここ2~3年で認知が確立したと見られています。サービスを提供する事業者(サイト)数も40以上が稼働しており、日本クラウドファンディング協会によると2019年の各サイトの売上合計(1月~12月)は169億円で、2017年から倍以上、2018年から50億円と年々拡大しています。
  
同協会は2015年に設立され、安心安全な発展をつかさどっていますが、運用されているサービス形態から以下6種の型に整理されています。

クラファンで200万円超の支援を集めたビジネスゲーム『けあとの遭遇』
日本クラウドファンディング協会資料より
  • 購入型:応援者にリターンとして商品やグッズを返すモデル
  • 寄付型:応援者から寄付を受けるモデル
  • 融資型(貸付):投資家から出資してもらい事業会社が融資希望企業へ融資。
             返済利息の一部を投資家に分配するモデル
  • 株式投資型:投資家から出資してもらい事業会社が融資希望企業へ融資。
           未上場ベンチャーなどの株を投資家へ分配するモデル
  • 不特法型(不動産投資型):投資家から出資してもらい事業会社が不動産を取得・運営等行ない、不動産から得た収益を投資家へ分配するモデル
  • ファンド型:投資家から出資してもらい事業会社が融資希望企業へ融資。
           売上高の一部を投資家に分配するモデル

型別に2019年の市場規模(サービス提供サイトの売上合計)を対前年で見ると、新型コロナウイルス感染症の影響もあってか、融資型、株式型は減少がみられるものの、それでも全体では大幅伸長しているところを見ると、普及型と言える購入型、寄付型などのモデルが大きく伸びたことが見て取れます。
  
視点を変えれば、新型コロナの影響も決してマイナスではなく、「直近の資金を何とかしたい」という融資希望の企業が増加する予想もあり、全体の市場規模を後押しするという見込みもあり、ますます市場は拡大していくと考えられています。
  

クラウドファンディング目標金額200万円を達成

介護分野でのクラウドファンディングの活用も増えていきそうですが、ビジネスゲーム研修というユニークなアプローチで社会問題である介護者支援を展開するプロジェクトが、クラウドファンディング(購入型)で189名からの支援を集め、目標とした200万円を超える213万円の金額に達しました。
  
このプロジェクトはビジネスゲーム型企業研修プログラムを行っている会社and family(東京都中央区)が実施したものです。
プロジェクト名:【介護って何だろう?】大切な人の笑顔を守るためにゲームで体験! #けあとの遭遇

【いま、私たちにできること】介護を〈ゲーム〉で疑似体験?介護のイメージを変える、介護のすそ野を広げることを目指すプロジェクトです。あなたの大切な人の笑顔を守るために、あなたの〈一歩〉で実現を後押ししていただけませんか?

「ケアとの遭遇」は、課題解決につながる体験型ワークショップの中核として開発されたボードゲーム。2018年に着手後、体験会によるテストプレイを繰り返すなどブラッシュアップを続け、これからより多くの人に提供していくところで、計画したイベントや商談機会が新型コロナウイルスの中止、延期となったといいます。
  
そこで、事業継続のための“資金”と、共に介護のすそ野を広げる“仲間”を得ることを目的に初めてクラウドファンディングにチャレンジしたそうです。
その結果、目標を上回る189名・213万円の支援を集めることに成功しました。

クラファンで200万円超の支援を集めたビジネスゲーム『けあとの遭遇』
目標金額:200万円
募集期日:2020年8月26日(水)10:00~10月29日(木)23:59
リターン内容(一部):
  1. けあとの遭遇オンライン(ゲームのみ):3,000円(税込)
  2. けあとの遭遇オンライン体験会 :5,000円(税込)
  3. けあとの遭遇ファシリテーター養成講座(オンライン):50,000円 or 100,000円(税込)
  4. けあとの遭遇ワークショップ開催権(オンライン):50,000円 or 100,000円(税込)
  5. けあとの遭遇スポンサー(養成講座・ワークショップセットプログラム):300,000円~1,000,000円(税込)

「けあとの遭遇」は「仕事と介護の両立」が疑似体験できるボードゲーム

大きな支援を受け、今後の拡大が期待される「けあとの遭遇」。超高齢社会における「仕事と介護の両立」「介護離職防止」を支援するために開発されたボードゲームスタイルのビジネスゲームです。

「介護」について知りたいけれども知識だけではイメージがつかない
「介護」に直面してしまう前から社内の制度についても知っておいてほしい
  
という企業と社員の方のニーズをゲームを通じて満たすことを目指す体験型のワークショップで、2020年7月からオンラインでの提供も始まっています。
  
ワークショップは、介護や職場においてなんらかの当事者となった経験者がファシリテーターを担い、「けあとの遭遇」を通じて疑似体験できる内容で、実際のイメージがつきやすく工夫されているものとなっています。
詳細 https://and-fam.com/sougu/
  
  
介護分野で大きな成果が表れた例と言え、ひとつのアプローチとしてクラウドファンディングにも関心が高まりそうです。