暑さを指数で監視、熱中症予防のIoTソリューション

暑さを指数で監視、熱中症予防のIoTソリューション News
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熱中症予防に活用される“暑さ指数(WBGT)”を自社開発のセンサノードで計測し熱中症の注意を促すIoTソリューションが開発されました。

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暑さ指数の見える化・警報発報で熱中症を防ぐ

開発したのは、光ファイバーケーブルの接続に必要な「光ファイバ融着接続機」で世界的シェアを誇るフジクラ(東京・江東区)。IoTの端末としてさまざまな場所で計測を可能にするセンサノードの計測データをクラウドに吸い上げ、危険度を「見える化」してPCやスマホに表示したりメールで警報を発することで熱中症の予防につなげようというものです。
  
開発の背景として同社では次のように伝えています。

「熱中症救急搬送者の増加は暮らしの安全に関連する大きな課題となっています。
関係省庁や自治体においてもその解決に向けた取り組みがより活発化しており、暑さ指数の計測・活用など各種の方策が検討・実施されています。
熱中症発症リスクの大小は環境に大きく依存するものであり、例えば学校や工事現場、介護施設内といったとりわけ注意を要する場所にあっても、それぞれで環境は大きく異なるため、個々の場所に応じたきめ細やかな実測による暑さ指数の把握が、熱中症の未然防止の観点で重要となります。」


暑さを指数で監視、熱中症予防のIoTソリューション

暑さ指数とは?
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。
(環境省 熱中症予防情報サイトより)

センサノードは独自開発の太陽電池を搭載

開発したセンサノードは、光エネルギーを電気エネルギーに変換する太陽電池の一種である自社開発の色素増感太陽電池を搭載し、一定の照度による自立電源駆動を可能とするタイプで、ワイヤレス通信が行えることから非常に簡単に設置できる点が特徴です。導入時の初期費用が低く抑えられるだけでなく、電池交換も不要のためメンテナンス費用も大幅に圧縮することができます。
  
また、輻射熱を測定する黒球温度センサを搭載しており、正確なWBGT測定(JIS B 7922 クラス2準拠)を実現しています。
データ伝送は、障害物回避性能が高いマルチホップ通信モデルと、数百m~10kmの長距離通信が可能なLoRaWAN™通信モデルの2種を用意し、設置環境に適した方式が用意されています。

暑さを指数で監視、熱中症予防のIoTソリューション

「見える化」にはクラウド環境のアプリケーションを提供

この熱中症予防の仕組みはIoTシステムとして提供されるもの。センサノードを設置している複数拠点からの暑さ指数データは、インターネット経由でいま現在はもちろん過去のデータもPCなど管理端末画面で確認することができます。
暑さ指数が設定した閾値を超えると、管理端末画面の表示色を変化させたり、警報音やメールでアラームを発する機能を備えたアプリケーションとなっています。

暑さを指数で監視、熱中症予防のIoTソリューション

同社は「熱中症予防IoTソリューションとして、高い性能を持つ機器ハードウエアから、それを最大限活用できるクラウドサービスまでをトータルでご提供していくことで、熱中症の未然防止に貢献していきます」としています。

▼関連リンク
熱中症予防IoTソリューション https://eh-iot.fujikura.jp/