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特徴的なスタイルの見守りセンサー

特徴的なスタイルの見守りセンサー 製品・サービス

[CareTex福岡/北九州]すでに多くの介護施設での導入実績がある見守りシステムに、バイオシルバー(神奈川県横浜市)が開発した見守りセンサーがあります。パッと見は変形型の浮き輪に見えなくもないスタイルの見守りセンサーですが、聞くと、すでに全国の介護施設に10,000台以上の導入実績があるということ。業務を効率化し入所者の適切なケアに役立つ評判のシステムを紹介します。
[2021.4.27更新]

 

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呼吸や心拍の振動をセンサーマットの空気で検知

バイオシルバーが開発した見守りセンサーの製品名は「aams(アアムス)」。“安心・安全・見守り・システム”のアルファベットの文字をつなげた、わかりやすいネーミングになっています。

センサーマットをマットレスの下に敷くことで、心拍、呼吸、体動、睡眠状態といった生体情報を感知し、収集されたデータがセンサーサーバを通してPCやスマホにデータ表示される、設定条件に合わせてアラートが発信される、という仕組みです。

大きな特徴のひとつが、センサーマットがエアー式であることでしょう。
マット自体に電気や電子部品を不要としているため、故障の心配がありません。塩化ビニール製で、収納時はコンパクトに折りたため、場所を取らないという便利さもあります。

このセンサーマットを布団やマットレスの下に敷き(20cmの厚さまで検知可)、入所者は何も気にせずいつも通りに寝るだけ。コロナ禍のいま欠かせないキーワードといえる“非接触”が確保でき、非拘束・非侵襲で入所者にとってはストレスフリー。なんですが、センサーマットの中は空気のみ。これで心拍や睡眠状態が測れることに不思議な気がしますが、要は「呼吸や心拍や体の動きが振動になってセンサーマットの空気を動かすことで検知します」(説明員)ということです。睡眠状態だけでも、深い眠り、浅い眠り、覚醒の3段階で表示できるという精度の高さです。

特徴的なスタイルの見守りセンサー

超高感度センサー内蔵のユニット。W102×H144mmのコンパクト設計

特徴的なスタイルの見守りセンサー

リアルタイムで状態を表示する状態確認画面。心拍と呼吸が折れ線で、睡眠と体動がアイコンで表示

特徴的なスタイルの見守りセンサー

アイコン表示で見やすい見守り要管理画面。入所者ごとに状態が表示される

 

動作中は常にリアルタイムで生体情報が収集でき、履歴は自動的に保存されていきます。データが溜まってくれば、個人個人の情報が平均化できてくるため、心拍や呼吸がある一定数以上になったり、一定数以下になったりした場合にアラートを発するようにすれば、入所者の症状に合わせた見守りが可能になります。

蓄積されたデータからは入所者の状況が可視化できるため、細やかなケア対策も可能になってきます。
覚醒や離床が目立ち睡眠が安定しない人には、日中のデイケアを増やしてよく眠れるように働きかけたり、就寝中の体動がほとんどなく床ずれリスクの高い入所者には体位変換で対策を図るといった対応が考えられてくるわけです。
夜間の訪室や体位変換など適切なタイミングが図れることから、ケアプラン作成に役立ちます。

ナースコールとの連動やクラウドサーバを活用した遠隔地での見守り、ネットワークカメラとの連携で必要に合わせて動画や画像で居室を監視するといった、柔軟性あるシステム化が可能なこともうれしい点。
各社の介護記録ソフトとも連携できることで、さらに業務効率を向上する使い方もできます。

実際のユーザからは「職員の9割が負担軽減した」「家族へデータに基づいた根拠ある説明ができ安心につながっている」「バイタルデータのリアルタイム性と正確さに安心感が持てる」といった声が届いているようです。

身体状況を測るモニタリングは24時間見過ごせないもの。高機能で使いやすく、多数の導入実績があることに納得です。

樋口泰光

▼関連リンク
http://www.biosilver.co.jp/aams/

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