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日本の介護の力を拡張・強化へ、KAiGO PRiDEが法人化

日本の介護の力を拡張・強化へ、KAiGO PRiDEが法人化 介護・福祉

KAiGO PRiDEは、厚生労働省が主導する「介護施設等における生産性向上に資するパイロット事業」の一環として、2019年に熊本県からスタートした「介護の魅力発信」活動プロジェクト。ミッションとする介護の魅力発信の推進に向け「一般社団法人KAiGO PRiDE」が設立されました。

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介護先進県・熊本でスタート、多彩なクリエイティブワークを実践

はじめに、KAiGO PRiDEプロジェクトについてふれておきたいと思います。

ブランドビルディングをサポートするjust on time(東京都港区)代表者マンジョット・ベディ氏がプロデュースした熊本県・熊本県介護福祉士会との共同プロジェクト。厚生労働省が主導する「介護施設等における生産性向上に資するパイロット事業」における活動で、「介護の魅力発信」をミッションに、全国よりも高い高齢化率(30.6%)であり介護先進県である熊本を活動の場として実施されたものです。

マンジョット氏は「日本の介護業界には中と外で気持ちに大きなギャップがある」という問題意識を10年以上持ち続け、業界に携わる一人一人が介護の魅力を発信していくことが重要」という想いから始まったプロジェクト。

マンジョット氏は、30年以上にわたり広告業界の第一線で活躍するプロデューサー。
発足時には
「“カッコいい”介護職員の姿を映し出した作品群を通じ、業界の中から介護の魅力を発信することを促すために、介護職員自身のセルフリスペクトを高める、これが本企画の最大の狙いです。」
とコメントしています。

具体的には、以下のような活動実績があります。

  • 熊本県内の現役の介護職員50名を撮影したポートレート作品発表
  • 「KAiGO PRiDE」プロジェクト動画「My Story」発表、活動に賛同する俳優・榎木孝明さんがナレーションを担当
  • 作品発表記念トークショー「介護の日inくまもと2019」を実施
日本の介護の力を拡張・強化へ、KAiGO PRiDEが法人化

現役の介護職員を対象としたポートレート作品例

日本の介護の力を拡張・強化へ、KAiGO PRiDEが法人化

「介護の日inくまもと2019」トークショーの様子

法人化でさまざまな産業の介護との融和を目指す

今回の一般社団法人化は、そうした「KAiGO PRiDE」プロジェクトが全国に広がりを見せるなかで、運営主体を明確化・一元化し、よりシンプルで迅速に対応できるようにすることを目的に設立されたものです。

この法人のミッションは介護の力を拡張・強化することとし、さまざまな業界との異業種連携により介護の新しい力を見い出し、「誰もが自分らしく安心して暮らせる社会」の実現に向けたさまざまな活動を行っていくとしています。

今後の活動について次のようにコメントしています。

これまで行ってきた介護職員のポートレート制作や動画制作をより一層全国に拡大し、行政・学校・団体・各施設と連携しながら介護の魅力発信を行なっていきます。コロナ禍においてイベント等の運営が難しい状況である一方、介護人材の不足が解消されたわけではなく、感染予防に留意しつつ、リアルとオンラインの両方を活用しながら進めていきます。
また、様々な技術・サービスを介護分野に応用したいという企業や逆に自社のサービスに介護の知見を取り入れたいという企業からのご相談も増えており、KAiGO PRiDEの強みであるクリエィティブ・ブランディング等のノウハウと全国の介護関連のネットワークを活用し、商品開発やコンサルティングも実施していきます。さまざまな産業が介護と融和できるようKAiGO PRiDEがハブ的役割を担っていきます。

役員コメント
日本の介護の力を拡張・強化へ、KAiGO PRiDEが法人化
代表理事 マンジョット・ベディ
私は、25年以上日本の広告業界で仕事をしてきました。そんな日本への恩返しとして取り組み始めたのがKAiGO PRiDEです。広告には必ず解決すべき課題があって、その課題を解決するためにはクリエイティブなコンテンツが必要です。介護の問題は大きな社会課題ですが、次の世代に残さないために、クリエイティブの力で解決していきます。私は日本の介護は世界一だと思っていますが、残念ながら日本の中では介護職の評価が低いという現実があります。その中で、KAiGO X Creativeの考え方で介護職そのものをブランディングしつつ、異業種連携やグローバル展開を通して「介護」が持つ力を拡張・強化していきます。

マンジョット・ベディ プロフィール
「just on time」代表/「next is east」代表/エグゼクティブクリエイティブディレクター/カメラマン。
1969年インド・ニューデリー生まれ。外交官の父の仕事で、2歳より世界各地を巡り、17歳で来日。1997年広告会社に入社。クリエイティブ・ディレクターとして伊勢神宮、トヨタ自動車/レクサス等数々のCMを制作。2015年からは、熊本の常設型認知症カフェ「as a cafe」(※)の企画・運営をプロデュースしている。
(※)「as a cafe」は2018年度グッドデザイン賞(地域・コミュニティーづくり部門)を受賞。

日本の介護の力を拡張・強化へ、KAiGO PRiDEが法人化
理事 石本 淳也
平成4年から介護職・相談員・介護支援専門員などを経て、現在は熊本市内の社会福祉法人リデルライトホームの特別養護老人ホームの施設長を務めています。平成28年から4年間は職能団体「日本介護福祉士会」の会長を務め、厚生労働省社会保障審議会の各委員などの公職に就き、介護現場のリアルな声を政策に反映させるべく取り組みを行ってきました。
介護の業界に今必要なことは、介護従事者自身が介護の魅力をポジティブに発信すること、そして介護の仕事に自信を持つことだと思います。介護をKAIGOへ!国内にとどまらず世界に向けて日本の介護に誇りをもって発信したいと思います。

石本淳也 プロフィール
(一社)熊本県介護福祉士会会長/(公社)日本介護福祉士会前会長。熊本県八代市出身。1971年生まれ。1992年から熊本市の特別養護老人ホームで介護職として働きだす。その後、2004年から介護老人保健施設に転職。2008年度より(一社)熊本県介護福祉士会会長に就任し(現職)、2016年度より(公社)日本介護福祉士会会長に史上最年少で就任、2020年6月末に退任。現在は熊本市内の特別養護老人ホームの施設長を務める。

法人概要
法人名:一般社団法人KAiGO PRiDE
代表理事:マンジョット・ベディ
本社所在地:〒107-0052 東京都港区赤坂8-5-40 #515
主な活動内容
■介護に関わる各種クリエィティブの企画・制作及び各種イベントの企画・運営
■介護に関わる商品・サービスの開発やそのプロデュース
■その他、介護や福祉に関わる事業
公式ホームページ:https://kaigopride.jp/

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