介護福祉施設向けデリバリーサービス「スマート介護」事業を展開するプラス(東京都港区)が、入居者の買い物を代行した経験のある介護施設の従業員を対象にその実態を調査、約8割が「削減できれば介護の質が向上できる」と回答するなど現状の課題が確認されました。
買い物代行作業の課題が鮮明に!?
人から頼まれて買い物したときに、バリエーションが多くてどれが良いかわからない、購入したものが意図したものと違う品だった、など普段でも起こりがちな話。そんな代行を業務の範囲でおこなうことの多い介護施設の従業員には負担の多い作業になっているようです。
そんな実態が、買い物代行の経験がある従業員への「介護施設の買い物代行」調査で浮き彫りになりました。
調査を行なったのは、文具事務用品店や介護・医療用品販売店と協働で展開する営業サポート付き通販サービス「スマート介護」を展開するプラス。今回の調査からは、8割以上の従業員が「苦労」を感じていることがわかりました。また「インターネット通販サイトで完結できるならありがたい」「買い物代行の時間や手間を削減できれば、介護の質をもっと向上させられる」といった現状が確認されました。
こうした結果を受け、調査を実施したプラスは
「入居者が買ってきて欲しいと思う商品は、食品や日用品が中心のため、Webで簡単に注文でき、スムーズに配送されるシステムに期待が集まっています。
事前に入居者と商品を確認しながら注文ができることでトラブルが減ることも従業員の手助けとなりそうです。介護施設の従業員を疲弊させる買い物代行の業務を誰でも明快に行える仕組みにするとが、よりよい介護体制への近道かもしれません。」
とコメントしています。
調査概要:「介護施設の買い物代行」に関する実態調査
調査方法:インターネット調査
調査期間:2022年3月4日〜同年3月5日
有効回答:入居者の買い物を代行した経験のある、介護施設の従業員110名
「介護施設の買い物代行」調査結果概要
(プラス 2022年4月5日配信プレスリリースより)
83.7%が買い物代行で「苦労」を実感
理由の過半数が「買い出しに行く時間がない」
<自由回答・一部抜粋>
- 時間がかなりかかるので、よくサービス残業になってしまう。(31歳)
- 複数種類のあるものはどれがいいのかわからず困る。(41歳)
- メーカーの指定があるとき。(44歳)
- 具体的な商品名がわからない。(41歳)
- ご家族との買い物に対しての考え方の違い。(35歳)
- 飲み物など重い物の持ち運び。(49歳)
- 感染リスクがある。(42歳)
約8割が「買い物代行の時間や手間を削減できれば介護の質を向上させられる」
理由の過半数以上は「買い物代行にかなりの労力がかかっている」
77.3%が「入居者の買い物代行サポートサービス」に興味あり
買えると便利なものは食品・日用品・排せつ用品が上位
Q.入居者の買い物代行を施設の消耗品購入と同じ通販サイトで注文し、それが施設のお買い物と一緒に翌日に届く上、入居者ごとに商品仕分けがサポ―トされ、入居者ごとの請求明細がダウンロードできるサービスに興味がありますか。
- とても興味がある:28.2%
- やや興味がある:49.1%
- あまり興味がない:12.7%
- 全く興味がない:6.4%
- わからない/答えられない:3.6%
Q.入居者の買い物代行する商品について、どのようなものの取り扱いがあれば便利ですか。
- おやつ、栄養補助食品、飲み物などの食品:63.5%
- トイレットペーパー、歯ブラシ、電球などの日用品:57.6%
- おむつ、おしりふきなどの排泄用品:52.9%
- 靴、スリッパ、衣類、パジャマなどの衣料品:45.9%
- 本、手芸用品などの趣味用品:44.7%
- 肌ケア商品、化粧水、乳液、ヘアゴム・ヘアバンドなどの美容用品:35.3%
Q.取り扱いがあれば便利なもの
<自由回答・一部抜粋>
- 買い物付き添いサービス(50歳)
- 理美容(57歳)
- お弁当(43歳)
- 時計、帽子(47歳)
- 飲食物、薬(26歳)
- 生活用品や嗜好品(35歳)
プラスが配信したプレスリリース全文(プラスの法人サイト)
https://www.plus.co.jp/news/202204/0004539.html