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経産省が高評価、アイデアに富んだ介護ワークシェアリング

経産省が高評価、アイデアに富んだ介護ワークシェアリング ICT・テクノロジー

介護分野の人材不足を解消する新たなサービスに期待が高まっています。
カイテク(東京都港区)が展開する介護ワークシェアリングサービス「カイスケ」で、2020年1月に実施された経済産業省主催の「ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト2020」でアイデア部門のグランプリを獲得したことでさらに注目が集まります。その概要を取り上げます。
  

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深刻化する社会問題にテクノロジーで応える会社

カイテクは“テクノロジーで介護医療現場の笑顔を一つでも増やす。”ことをミッションとして事業を展開する、技術力と柔軟な発想力を備える会社です。
介護の現場に対し着目したことは、2025年度末までに約40万人の介護人材の確保が必要(※)とされる、介護業界の人材不足。少しでも多くの人が介護の現場で活躍できる仕組みの必要性を強く感じ、「カイスケ」の開発に至っています。
  
発想の原点は、<介護事業所の人手不足を解決/介護ワーカーの職場定着率の向上/介護事業所の採用・人材コスト軽減>という点にあります。
  
「カイスケ」では、有資格者の介護ワーカー限定で登録することができ、WEB上で介護の仕事を探し、1日・数時間単位から働くことができるサービスです。
仕事を依頼する介護事業所は、初期費用・更新費用ともに0円で利用できます。仕事を依頼して、ワーカーが実際に働きにきてくれるまでは、一切費用が掛からない仕組みとなっています。

 

アイデア部門グランプリを獲得したジャパン・ヘルスケアビジネスコンテストでは、審査員から以下のコメントが公開されています。

江崎禎英氏(経産省商務・サービスグループ政策統括調査官 兼 内閣官房健康・医療戦略室次長 )
「カイスケによって介護サービスを分割して仕事を行っていただくことで、介護サービスを受ける人に介護の仕事とは何か?を理解してもらえ、介護業界の文化を変えていける可能性がある。また、相互評価機能によって業界内の見えていない部分の曖昧さを排除し、質を高めてくれる」
  
審査員である下河原忠道氏(一般社団法人 高齢者住宅協会理事 / 株式会社シルバーウッド代表取締役)
「すぐにでも介護業界に導入してほしいサービスであり、業界内でしっかりと広げていく必要がある」

各所からも介護業界における人手不足を発端とした課題解決に向けて期待が寄せられています。

支援を希望する企業が札をあげるシステム、多くの企業様よりご支援の意向をいただいた

 

(ジャパン・ヘルスケアビジネスコンテスト)
ヘルスケア分野の社会的課題の解決に挑戦する優れた団体・企業等を表彰する、経産省主催のビジネスコンテストです。ヘルスケア分野における課題解決に挑戦している優れた団体、企業等の表彰を通して社会に周知するとともに、ベンチャー企業と大企業・ベンチャーキャピタル等のビジネスマッチングを促進することで、それらの団体、企業等の成長を促すことを目的としています。
URL:https://healthcare-innohub.go.jp/events/jhec

  
(※)厚生労働省 「介護分野の現状等について」より(https://www.mhlw.go.jp/content/12602000/000489026.pdf

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