介護施設入居のきっかけは「歩行・運動機能の低下」が最多。「自宅介護期間なし」は昨年調査の2倍に

介護施設入居のきっかけは「歩行・運動機能の低下」が最多。「自宅介護期間なし」は昨年調査の2倍に 調査

LIFULL介護「介護施設選び経験者の実態調査2026 -入居に際して編- 」

-2026.1.15発表-
株式会社LIFULL seniorが運営する業界最大級の老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」は、介護施設選びを経験した方々を対象に、入居のきっかけ等を調査した「介護施設選び経験者の実態調査2026-入居に際して編-」の調査結果を公表しました。

調査概要
調査期間:2025年12月23日〜24日
調査対象:直近1年以内に介護施設、高齢者住宅(※)に入居した家族、親族がいる男女762人
※「介護施設、高齢者住宅」は以下を指します。
介護付き有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホーム、軽費老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅  特別養護老人ホーム、グループホーム、ケアハウス、介護老人保健施設、介護療養型医療施設(介護医療院)
調査主体:株式会社LIFULL senior
調査手法:インターネット調査
※⼩数点第 2 位を四捨五⼊しているため、合計が 100%にならない場合があります。
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調査の背景

「2025年は、団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となり「2025年問題」が現実となった節目の年です。また、物価高による生活費の高騰が入居を検討する方の家計、そして施設運営事業者の経営状況の双方に打撃を与えることになりました。
このような社会の変化が介護施設選びにどのように影響を与えたかを紐解くためにLIFULL 介護では「介護施設選び経験者の実態調査2026」を実施しました。」

本リリースでは、介護施設の入居に至った理由、入居前の状況、そして生前整理についての調査結果を発表します。

調査結果サマリー

・入居のきっかけの最多は「歩行、運動機能の低下」で約4割を占める
・単身世帯増加や地域の介護サービス運営難の影響か。「自宅介護期間なし」は昨年調査の2倍に
・入居時の要介護度が「要介護2以下」は約7割
・生前整理で難しかったもの、1位「衣類・生活必需品」、2位「金融資産」。デジタル関係も2割を占める

各調査結果

入居のきっかけの最多は「歩行、運動機能の低下」で約4割を占める

LIFULL介護「介護施設選び経験者の実態調査2026 -入居に際して編- 」

介護施設に入居した理由で、最も多かったのが「歩行、運動機能の低下のため」で43.3%となりました。転倒による骨折をきっかけとして歩行が難しくなる方も多く、そこから運動機能が低下し、介護施設に入居するケースが考えられます。次いで多かったのは「認知機能の低下」で35.1%です。2022年の国民生活基礎調査*¹によると、介護が必要な状態になる原因の1位は「認知症」となっており、認知症から介護が必要になり、そこから介護施設に入居されたケースが考えられます。

* 1:厚生労働省 2022 年「国民生活基礎調査」
(https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa22/dl/05.pdf)

単身世帯増加や地域の介護サービス運営難の影響か。「自宅介護期間なし」は昨年調査の2倍に

LIFULL介護「介護施設選び経験者の実態調査2026 -入居に際して編- 」

介護施設に入居する前に自宅で介護*²を受けていた期間について、最も多かったのは「自宅で介護していた期間はない」で23.5%となりました。これは、昨年LIFULL 介護が発表した「介護施設入居実態調査 2025 -入居のきっかけ編-」と比較すると2倍以上の数値となっています。自宅で介護する期間がない背景として考えられるのは、一人暮らしの高齢者の増加*³です。例えば、急な入院後、同居して生活を助けられる方がおらず、自宅復帰できない等のケースが考えられます。また、介護人材の不足等から訪問介護サービスが十分に受けられない地域もあり、自宅での介護を経ずにやむを得ず介護施設に入居しているケースも考えられます。

*2:「ご家族、または介護職員が日常的に買い物や家事、外出の付き添いなど生活に必要な支援をしていた」、「ご家族、または介護職員が日常的に食事や排泄、入浴、歩行など動作の介助をしていた」、「ご家族、または専門職から日常的に医療的な支援を受けていた」を自宅での介護と定義しました。
*3:内閣府 令和6年版高齢社会白書(https://www8.cao.go.jp/kourei/whitepaper/w-2024/html/zenbun/s1_1_3.html)

入居時の要介護度が「要介護2以下」は約7割

LIFULL介護「介護施設選び経験者の実態調査2026 -入居に際して編- 」

介護施設入居者が初めて介護施設に入居した際の介護度について、要介護2以下はおよそ7割に達しています。介護度が比較的軽度であっても、その方の身体状態とご自宅やご家族の状況によっては自宅での暮らしが継続できないこともあり、老人ホームへの入居は介護度を問わないことがわかります。一方で、要介護3以上の方は28.1%となりました。公的な介護施設である特別養護老人ホーム(特養)の入居条件は要介護3以上であり、利用できる層は限定的であることがわかります。

LIFULL介護 小菅秀樹編集長のコメン

今回の調査では、老人ホーム入居のきっかけとして「歩行・運動機能の低下」が最も多く見られました。転倒によるケガや骨折に限らず、特に冬場は外出機会の減少によって心身の機能が低下し、徐々に要介護状態へ移行するケースも少なくありません。そのため、高齢期こそ日常的に体を動かす習慣を持つことが重要になります。一人で継続するのが難しい場合、自治体の介護予防教室や、デイサービスでの体操・機能訓練など、無理なく続けやすい場を活用することも有効です。

[関連リンク]
老人ホーム検索サイト『LIFULL 介護』
https://kaigo.homes.co.jp/

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