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介護の相談先、約8割は一人で悩むことがあると回答

介護の相談先、約8割は一人で悩むことがあると回答 調査

高齢社会に求められる様々なサービスを展開するエス・エム・エス(東京都港区)が自社サービスのコミュニティを対象に行った「介護の相談先に関する実態調査」の結果を公表しました。気軽に相談できる相手がある一方、悩みを一人で抱えてしまう人も多いことなど明らかに。詳細を掲載します。

介護の相談先、約8割は一人で悩むことがあると回答

 

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介護をする家族向けコミュニティ利用者が回答

「介護の相談先に関する実態調査」は、エス・エム・エスが提供する介護をする家族向けコミュニティ「安心介護」に向け、介護に関わる男女503人を対象に実施したものです。

そのうち約7割が「ケアマネ」「配偶者」「友人」などの相談先がある一方で、約8割が介護の悩みを一人で抱えてしまうことがあると回答。また、介護の悩みをいつでも共有できることを理由に、半数以上がネットやSNSも活用していることなど、介護の悩みにまつわる実態が明らかになっています。

 

「安心介護」について
介護で悩む人を対象とした情報コミュニティサイトです。介護に関する質問を介護の専門家に直接聞くことができるQ&Aや、介護者同士の意見交換や悩み共有ができる繋がりの場、介護に関する知識などのコンテンツを提供しています。
URL:https://i.ansinkaigo.jp/

調査結果を受け、エス・エム・エスでは次のように総括しています。

主な調査結果
約7割が介護に関する悩みや困りごとを気軽に相談できる先があると回答
相談先の上位は、1位「ケアマネジャー(59.4%)」、2位「配偶者(36.7%)」、3位「友人(33.4%)」
約6割が専門家であるケアマネジャーへ相談している実態が明らかになった。
約8割が、介護の悩みを一人で抱えてしまうことがあると回答
介護の悩みを一人で抱えてしまうかどうかについては、「常に抱えてしまう(35.6%)」「時々抱えてしまう(45.5%)」という結果となった。悩みの内容によっては周囲に相談できない人が多いことが推察できる。
悩みごとの上位は、「被介護者の症状や状態」が約8割、「自身の悩みやストレス」も約5割
1位「被介護者の症状や状態について(79.3%)」、2位「被介護者の治療やケアの方針について(54.7%)」、3位「被介護者の在宅介護について(52.9%)」、4位「被介護者の施設入居について(48.9%)」、5位「自身の悩みやストレスについて(48.7%)」。
新型コロナウイルス感染拡大の影響による悩みの変化は、1位「自身の感染予防対策(39.8%)」、2位「被介護者の感染予防対策(34.8%)」、3位「施設入居の被介護者に対面で会えない(33.8%)」、4位「被介護者の介護度や症状が進行した(30.4%)」
感染予防対策のほか、コロナ下での面会制限や被介護者の状態に関する不安が上位となる結果となった。
5割超がインターネットやSNSなどで介護の悩みを相談したことがあると回答
インターネットやSNSなどを使う理由の上位は、1位「介護に悩む人が集まっているから(68.2%)」、2位「自分のタイミングが良い時にいつでも相談できるから(54.5%)」、3位「匿名で相談できるから(52.7%)」
悩みを共有し、共感しあえる仲間がいることが安心や不安解消に繋がっていることがうかがえる。

「介護の相談先に関する実態調査」総括
調査の結果、約7割が、介護に関する悩みや困りごとを気軽に相談できる人がいる一方で、約8割が、介護の悩みを一人で抱えてしまうことがあるという実態が明らかとなりました。悩みの内容によっては周りに相談ができず、孤独を感じている人が多いことが推察できます。相談先の上位は「ケアマネジャー(59.4%)」「配偶者(36.7%)」「友人(33.4%)」となり、約6割が専門家であるケアマネジャーに相談していることが明らかになりました。悩みごとの内容は、「被介護者の症状や状態」「自身の悩みやストレス」などが挙がったほか、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、自身や被介護者の感染予防対策や、被介護者の介護度や症状の進行に関して悩む実態も分かりました。

また、5割超(52.5%)がインターネットやSNSなどで悩みを相談したことがあると回答しており、利用理由の上位は、「介護に悩む人が集まっているから(68.2%)」「自分のタイミングが良い時にいつでも相談できるから(54.5%)」「匿名で相談できるから(52.7%)」となりました。当社が運営する「安心介護」を利用して良かったエピソードについても、「同じ状況や悩みがある人が集まっているから、相談しやすいし、共感もしやすい」「様々な方の悩みや解決法を知る事ができる」「匿名で介護についていろいろなことを相談できるので、とても安心できる」といった声が見られました。

「介護の相談先に関する実態調査」の詳細
URL:https://i.ansinkaigo.jp/knowledge/press_release_202104

【調査概要】
・実施期間:2021年2月26日(金)~3月16日(火)
・調査対象:「安心介護」登録者
・回答総数:503人
・属性:介護に関わる男女
・調査方法:Webを使用したアンケート

 

「介護の相談先に関する実態調査」アンケート結果

Q.介護の悩みや困りごとを、気軽に相談できる人はいますか?(n=503)

介護の悩みや困りごとを、気軽に相談できる人が「いる(66.6%)」、「いない(33.4%)」。約7割が介護に関する悩みや困りごとを気軽に相談できる先があると回答。

介護の相談先、約8割は一人で悩むことがあると回答

Q.「介護の悩みや困りごとを、気軽に相談できる人はいますか?」について、「いる」「過去はいなかったが、今はいる」と答えた人にお聞きします。誰に相談していますか?(複数回答可)(n=335)

1位「ケアマネジャー(59.4%)」、2位「配偶者(36.7%)」、3位「友人(33.4%)」。約6割は専門家であるケアマネジャーへ相談している実態が明らかになった。

介護の相談先、約8割は一人で悩むことがあると回答

Q.介護の悩みを一人で抱えてしまう、もしくは抱えた経験はありますか?(n=503)

約8割が「抱えてしまうことがある(81.1%)」と回答。うち、「常に抱えてしまう」は35.6%。悩みの内容によっては周りに相談ができず、孤独を感じている人が多いことが推察される。

介護の相談先、約8割は一人で悩むことがあると回答

Q.具体的に介護で悩んでいること、または過去に悩んだ経験があることを教えてください。(複数回答可)(n=503)

介護に関する悩みごとは、1位「被介護者の症状や状態について(79.3%)」、2位「被介護者の治療やケアの方針について(54.7%)」、3位「被介護者の在宅介護について(52.9%)」、4位「被介護者の施設入居について(48.9%)」と、被介護者の状態や治療・ケアに関すること、在宅介護や施設入居など住まいに関わることが上位となった。また、「自身の悩みやストレスについて(48.7%)」と回答した人も、5割近くに上った。

介護の相談先、約8割は一人で悩むことがあると回答

Q.新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、介護の「悩み」の内容はどのように変化しましたか?(複数回答可)(n=503)

1位「自身の感染予防対策(39.8%)」、2位「被介護者の感染予防対策(34.8%)」と感染予防対策に関する悩みが上位となった。次いで、3位「施設入居の被介護者に対面で会えない(33.8%)」、4位「被介護者の介護度や症状が進行した(30.4%)」と、コロナ下での面会制限や、被介護者の状態に関する不安が続く結果となった。

介護の相談先、約8割は一人で悩むことがあると回答

Q.インターネットやSNSなどで、介護の悩みに関する相談をしたことはありますか?(n=503)

5割超が「はい(52.5%)」と回答。

介護の相談先、約8割は一人で悩むことがあると回答

Q.「インターネットやSNSなどで、介護の悩みに関する相談をしたことはありますか?」について「はい」とお答えの方にお聞きします。インターネットやSNSなどを使った理由を教えてください。(複数回答可)(n=264)

「介護に悩む人が集まっているから(68.2%)」が約7割で最多となり、2位「自分のタイミングが良い時にいつでも相談できるから(54.5%)」、3位「匿名で相談できるから(52.7%)」が続く結果となった。悩みを共有し、共感しあえる仲間がいることや、いつでも相談できることが安心や不安解消に繋がっていることがうかがえる。

介護の相談先、約8割は一人で悩むことがあると回答

Q. 安心介護の良いところをご自由に教えてください。(自由回答)(n=503)

「安心介護」の良いところについては、同じ境遇だからわかりあえる、匿名のため本音で相談できる、専門家や他の介護者のコメントが参考になるといった声が上がった。

・同じ状況や悩みがある人が集まっているから、相談しやすいし、共感もしやすい。
・様々な悩みを抱えながら介護をするのは 自分だけではない事がわかりホッとすることができる。 症状への対処が、他の方の質問で参考にできる。 コメントをする事で、お互いに親しみが自然とわく。
・自分の都合で投稿できるところ。
・匿名で介護についていろいろなことを相談できるので、とても安心できる。
・専門家の方々が、悩みに対して様々な角度から的確なアドバイスをくれるところ。
・専門家の職業的知見だけでは無く、介護者の実体験を聞く(知る)事が出来ること。 自分だけが悩んでいるのでは無い事を知って、介護生活の孤独さから救われる。

 

 

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