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パナソニックの歩行トレーニングロボットが「2021年日経優秀製品・サービス賞」最優秀賞

パナソニックの歩行トレーニングロボットが「2021年日経優秀製品・サービス賞」最優秀賞 製品・サービス

毎年1回、特に優れた新製品・新サービスを表彰する「日経優秀製品・サービス賞」(主催:日本経済新聞社)が発表され、パナソニックの歩行トレーニングロボット「ウォーク・トレーニング・ロボ」が最高位の最優秀賞を受賞しました。

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2万点のなかから授賞製品・サービスを選定

日本経済新聞社が主催する「日経優秀製品・サービス賞」の発表は、今回が40回目。
同賞は原則として、1月からの1年間に発売された製品・サービスを対象に、日本経済新聞、日経産業新聞、日経MJ、日経ヴェリタス、日本経済新聞電子版、Nikkei Asiaに掲載されたなかから選定、表彰されるもの。
審査では、1)技術開発性、2)価格対効果性、3)業績寄与度、4)成長性、5)独自性、6)産業・社会へのインパクトの6項目において、総合的に評価されます。

「2021年日経優秀製品・サービス賞」は2021年1月~12月に発売され、上記媒体に掲載された約2万点から約40点が表彰されました。

介護経験ある技術者が開発、介護・福祉施設向けに特化

今回その最高位となる最優秀賞を受賞した製品が、高齢者に安全で効果的な歩行運動を提供するパナソニックの歩行トレーニングロボット「ウォーク・トレーニング・ロボ」です。

今回対象となった製品・サービスは、総体的に人工知能(AI)の活用で機器やサービスを大きく変革するもの、新型コロナウイルス禍が長期化するなかで新たな生活者ニーズを捉えたものが多く含まれていたようです。

「ウォーク・トレーニング・ロボ」もAI機能が搭載されており、身体機能の変化を分かり易く可視化する技術で、高齢者の運動に向き合う気持ちや、効果が見えないことによる不安の解消に歩行分析を行います。

パナソニックの歩行トレーニングロボットが「2021年日経優秀製品・サービス賞」最優秀賞

歩行トレーニングロボット本体とハンドル写真

パナソニックは歩行に不安の人が歩く力と元気を取り戻せるようにと、2015年よりAIを使った歩行トレーニングロボットの開発に着手。介護経験のある技術者が開発に携わり、介護施設、病院での実証実験を続けていました。そうした経緯ののち、本ロボットによる「歩行トレーニング支援サービス」を介護・福祉施設、病院等を対象に2021年4月から開始しています。

トレーニングは、要支援1~要介護2の高齢者を対象に10分ほど押して歩行する。運動能力低下を抑えて自立を支援します。ロボットは国内と中国で貸し出しており、介護施設や病院での採用が広がっているところです。

パナソニックの歩行トレーニングロボットが「2021年日経優秀製品・サービス賞」最優秀賞

操作しやすく見やすい画面設計

トレーニングの継続で身体機能を維持し、いきいきとした日常生活の継続をサポート。介護施設や病院でのご利用を想定し、運動の自動記録や、ログインして歩くだけの簡単操作でスタッフの手間がかからない工夫も施されています。
また長くトレーニングを続けられるように歩きたくなる外観や目標が見える画面など、歩く意欲にこだわったデザインは、開発以降「2018年度グッドデザイン賞 ベスト100」、「IAUD国際デザイン賞2018 金賞」にも選ばれています。

 

関連情報
・「日経優秀製品・サービス賞2021」受賞結果(日本経済新聞社サイトへリンク)
https://www.nikkei.com/edit/news/special/newpro/2021/
・施設向け「歩行トレーニングロボット」のサービス提供を開始(2021年4月27日)
https://news.panasonic.com/jp/press/data/2021/04/jn210427-3/jn210427-3.html
・パナソニックの歩行トレーニングロボット「ウォーク・トレーニング・ロボ」ホームページ
https://tech.panasonic.com/jp/walk_training

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