耳が聴こえづらい人との会話用に、通訳機の技術から生まれたAIボイス筆談機「ポケトークmimi」が好評のソースネクスト(東京都港区)からその姉妹品となる「タブレットmimi」が登場。ボタンタッチをなくし、話しかけるだけで瞬時に文字として表示する機能を装備しています。関連するアンケート結果とあわせ紹介します。
話しかければスピーディに大きな文字で表示
「タブレットmimi」は8インチのディスプレイを搭載したIoTデバイス。姉妹品の「ポケトークmimi」がボタンを押しながら話すのに対し、「タブレットmimi」は電源を入れ話しかけるだけで内容を瞬時に大きな文字でディスプレイに表示する点が大きな特徴。加齢性難聴の人や聴覚障がいのある人とをスムーズで快適なコミュニケーションを実現します。
超高齢社会の日本で、今後さらに増加が予想される加齢性難聴者が、気兼ねなくコミュニケーションできるようにするため、AI技術を活かした高性能な音声認識エンジンによるスピードや文字の見やすさ、使いやすさにこだわったということです。
「タブレットmimi」の主な特徴
話すだけで文字になる
「タブレットmimi」は、耳の遠い方を笑顔にするAIボイス筆談機です。姉妹品の「ポケトークmimi」よりも操作の簡単なタブレット型。そばに置いて話しかけた声を文字にして、大きな文字で表示します。
ボタンは電源ボタンのみ。電源を入れて 本機に向かって話すだけで、自動的に文字化されます。電子機器の操作が苦手な人でも安心して使えます。卓上に置いても見やすい、8インチのディスプレイを搭載し、大きい画面、大きな文字で、快適な筆談が可能です。
高精度で高速な音声認識
「ポケトークmimi」と同じく、音声から文字へスピーディに変換します。クラウド上のAIを用いた高性能が特徴となっています。
箱から出して、すぐ使える
複雑な設定が不要で、電源を入れて起動してすぐ使える設計で、誰でも簡単に設定、利用開始できるようになっています。
大きくて、読みやすい文字
日本語が読みやすい教科書体フォントを採用、また背景は紙のようなテクスチャー処理をし、見た目の優しさを追求。文字サイズも変更可能です。
使いながら充電
専用充電クレードルを同梱。充電しながら使用すれば、バッテリー切れの心配がなくなります。
契約不要、通信料金なしでそのまま使える
本機には日本国内で使えるモバイル通信用のeSIMを内蔵し、2年間使い放題です。ケータイやスマホと違い、初期の契約も月額通信料金も不要です。
※2年後タブレットmimiのサービスの延長手続きが必要。
参考:アンケート結果(一部抜粋)
身近な人とのコミュニケーション方法は?
普段は「大声で話してもらっている」という回答が多い一方で、「耳が遠いのであまり会話をしない」という回答も
弊社が第三者機関に委託し実施した難聴者向けの調査結果によると、難聴の方の家族や友人との普段のコミュニケーション方法として最も多かったのが、「大声で話してもらう(65.9%)」、次いで「(そもそも)耳が遠いのであまり会話しない(30.6%)」でした。また8割以上の方がマスク着用の日常化により、会話がしづらくなったとも回答されました。
一方で同居人に耳の遠い家族がいる方を対象に実施した調査結果注2によると、耳の遠いご家族とコミュニケーションする上で大変なこととして、「大声を出さなければいけないので大変(62.5%)」が最も多く、次いで、「ちょっとした会話でもコミュニケーションに時間がかかる(35.7%)」となり、難聴者もその家族も日常のコミュニケーションに不便さを感じていることがわかりました。
マスク着用で会話がしづらくなった?
難聴者向けアンケート
8割以上の方が新しい生活様式で会話がしづらくなったと回答
耳の遠い家族とのコミュニケーションで大切なことは?
介護者向けアンケート
介護者も様々なシーンで大変さを感じている
難聴者向けアンケート
調査月 : 2020年10月
調査対象者 : 病院で難聴と診断された方1,000名を対象にアンケートを実施
高齢難聴者かつ難聴程度が中程度・高度・重度の方の回答を集計
調査方法 : WEBアンケート方式
有効回答数 : 252件
介護者向けアンケート
調査月 : 2020年10月
調査対象 : 同居人に耳の遠い家族がいる方
調査方法 : WEBアンケート方式
有効回答数 : 1,000件