半導体・電子部品のネット販売商社マウザー・エレクトロニクス(米国テキサス州マンスフィールド)が発行するeBook「インテリジェンス革命」シリーズ最新号では、機械学習が転倒防止に活用できる事例を高齢者介護スタッフが紹介するなど、公衆安全に人工知能(AI)を活用する各分野での様々な取り組みが紹介されています。英語版ですが技術の最新動向にふれるきっかけになるでしょう。
マウザーは500万点超の製品を取り扱うネット商社
マウザー・エレクトロニクスは、“世界一の投資家”と評されるウォーレン・バフェット氏がCEOを務めるバークシャー・ハサウェイ社のグループ企業であり、半導体や電子部品を提供する大手メーカーの正規代理店として、世界中の電子設計技術者とバイヤーを対象のネット販売商社です。800社を超えるメーカーの1,100を超える取り扱い電子部品ブランドから500万点以上の製品を掲載されています。
販売サイト http://www.mouser.jp
最新号で公衆安全における人工知能の活用を考察
マウザーが定期的に公開するeBookの最新号は、「インテリジェンス革命」シリーズの第2号『人工知能:安全への多元的アプローチ』。公衆安全における人工知能の活用を考察しています。健康・医療からロボットの新たな用途に至るまで公衆安全に人工知能(AI)を活用する各分野での様々な取り組みを紹介した内容となっています。
マウザーのAIに関するこのeBookシリーズは、受賞歴のある教育プログラムEmpowering Innovation Together™の最新シリーズとなるもの。eBook『人工知能:安全への多元的アプローチ』は、実績豊富なサイエンスライターであるデビッド・フリードマン氏の示唆に富んだ寄稿記事が掲載されています。
最初の記事では、新型コロナウイルス感染拡大対策として、食料品店とフードバンクの消毒にロボットとAIが活用された事例を紹介。
2番目の記事では、フリードマン氏は、機械学習が高齢者介護施設のスタッフによる入所者の転倒防止に活用できることを指摘した内容に。
3番目の記事では、AIが生細胞を使った新薬や有機化合物の開発に貢献している事例を紹介。従来のプロセスでは、時間のかかるプログラミングが必要だったのに対し、AIによってシステムの効率化と低コスト化が実現されています。
「インテリジェンス革命」シリーズは、人工知能の様々な新しい用途を紹介する各種リソースを提供。ほかにもブログ記事、アンケート、インフォグラフィックを掲載し、読者に総合的な学習体験が公開されています。
マウザーのマーケティング担当シニアバイスプレジデントであるケヴィン・ヘスは、次のように述べています。
「今年は公衆衛生と安全の新しいソリューションを開発する重要性を実感させられた年でしたが、人工知能は多くの用途において飛躍的進歩を遂げました。『インテリジェンス革命』シリーズの最新eBookでは、こうしたAIの最新の用途例を取り上げながら、新しい開発が公衆衛生や安全対策の具体的な改善につながっていることを紹介します」
詳細はこちらのページで確認できます。
https://www.mouser.com/empowering-innovation/Artificial-Intelligence/ai-safety