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介護・福祉業界を検討する就活学生は10.5%―23〜26卒イメージ調査

介護・福祉業界を検討する就活学生は10.5%―23〜26卒イメージ調査 調査

新卒採用支援をおこなうインタツアーが23〜26卒学生を対象に実施した『業界別イメージ調査 介護・福祉業界編』の調査結果を公表。「やりがい」を感じるとする反面、就労環境にマイナスイメージを抱いていることなどがわかりました。

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社会貢献性の高さは認識されるも、働き方などの就業条件にマイナスイメージ

学生が就職活動をおこなう際、業界研究をおこなった上で業界を選択。そのなかから企業を選んでいくというケースが大多数を占めます。
この業界選択の段階では「人気業界」「不人気業界」のほか、「自分に向いている業界」などの情報を蓄積し、自分のイメージを描いていきます。

インタツアー(東京都港区)が実施した今回の調査は23卒~26卒学生を対象に、介護・福祉業界における仕事のイメージ、介護・福祉業界以外に志望している業界、介護・福祉業界で思い浮かべる企業名などを聞き、データにまとめたものです。

調査結果のポイント
●介護・福祉業界のプラスのイメージは「社会貢献度が高く今後も需要がなくならない業界」
●業界のマイナスのイメージは「給料が低い」「ワークライフバランスがとれない」など
●待遇や労働環境に不安
●具体的な仕事のイメージは「高齢者のお世話」が多数を占める
●選考を受ける(受けるかもしれない)学生は10.5% ただし業界自体の認知は高い
●競合する志望業界は「メーカー」が最多 「官公庁」「サービス業」に興味を持つ学生も多い
●【知っている企業名】約8割の学生が具体的な企業名を挙げられない
調査概要
『23・24・25・26卒対象 業界別イメージ調査 介護・福祉業界編』
調査機関:株式会社インタツアー
調査対象者:23・24・25・26卒大学生
調査母数:16,894名(文系学生15,111名、理系学生1,783名)
回答数:1,046名(23卒 244名、24卒 548名、25卒 175名、26卒 79名)
調査方法:『インタツアー』マイページまたはSNS経由によるWebアンケート
調査期間:2022年11月14日~2022年11月21日

プラスイメージは「社会貢献度が高い」67.7%

介護・福祉業界を検討する就活学生は10.5%―23〜26卒イメージ調査

【設問1】介護・福祉業界に対する「いいイメージ」
「社会貢献度が高い」と答えた学生は67.7%と最も多く、2位以下に対して圧倒的な差をつけました。その他には「アットホーム」が21.7%、「安定している」が16.9%、「スキルが身につく」が15.8%、「将来性がある」が13.5%と回答しています。

「人の役に立てる(やりがいを感じられる)」や「需要が高まる」といったプラスイメージも

介護・福祉業界を検討する就活学生は10.5%―23〜26卒イメージ調査

【設問2】設問1以外で思いつくプラスイメージ(自由回答)
特に回答が多かったのが「人の役に立てる(やりがいを感じられる)」や「需要が高まる」の2点。設問1で最も多かった「社会貢献度が高い」の理由づけとしても、仕事に対するやりがいの大きさや社会的ニーズの高さを感じている学生が多いことがわかります。

マイナスイメージは「給与が低い」「ワークライフバランスが取れない」が上位

介護・福祉業界を検討する就活学生は10.5%―23〜26卒イメージ調査

【設問3】介護・福祉業界に対する「良くないイメージ」
最も多かったのが、「給与が安い」の67.7%。次いで「ワークライフバランスが取れない」の47.8%となりました。社会貢献性やニーズの高さ、仕事のやりがいにプラスイメージを描いている反面、就労環境や条件面に対してはシビアに見ている学生が多いことがうかがえます。

「肉体的負担」「長時間勤務でブラック(残業多め)」「低賃金」といったマイナスイメージも

介護・福祉業界を検討する就活学生は10.5%―23〜26卒イメージ調査

【設問4】設問3以外で思いつくマイナスイメージ(自由回答)
「肉体的負担」や「長時間勤務でブラック(残業多め)」「低賃金」と回答する学生が特に目立つ結果となりました。これらの回答はかねてから業界全体の課題として挙げられていますが、社会的貢献を果たすにあたり、相当の自己犠牲を払うのではないかという懸念を抱く学生が多いことを表しています。

介護・福祉業界の仕事「高齢者のお世話」62.8%

介護・福祉業界を検討する就活学生は10.5%―23〜26卒イメージ調査

【設問5】介護・福祉業界での仕事についてのイメージ
最も多かったのが「高齢者のお世話」で、62.8%と2位以下と圧倒的な差のついた結果となりました。実際には「障害者のサポート」(10.7%)や「小さな子供の世話」(0.8%)なども含まれるのですが、少子高齢化社会という世相も今回の回答に大きな影響を与えているとも考えられます。

介護・福祉業界への就職を検討する学生「10.5%」

介護・福祉業界を検討する就活学生は10.5%―23〜26卒イメージ調査

【設問6】介護・福祉業界の選考希望について
介護・福祉業界の選考を「受けようと思う(受けた)」「受けるかもしれない」と回答した学生は10.5%で、残りの89.5%が「受けるつもりはない(受けなかった)」と回答しています。
不人気業界の一つと言われる介護・福祉業界ですが、社会貢献度の高さは認知されているものの、そこで働こうという動機づけがされていない、または弱いことが改めて浮き彫りになったと言えるでしょう。

介護・福祉業界以外の人気業界「メーカー」18.6%

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【設問7】介護・福祉業界以外で志望する業界
最も多かったのが「メーカー」の18.6%。次いで「商社(総合)」の10.9%、「官公庁・公社・団体」の10.5%という結果となっています。いずれも社会貢献性が高い上、安定性や条件の高さ、ワークライフバランスの取りやすさなどが魅力と感じられていると考えられます。また、業界大手となるとグローバルな事業展開を行う企業も多いことから、スケールの大きな仕事ができるというイメージがあるようにも思われます。

介護・福祉業界で思い浮かべる企業「わからない」が79.9%…知名度の低さに課題

介護・福祉業界を検討する就活学生は10.5%―23〜26卒イメージ調査

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【設問8】介護・福祉業界と聞いて思い浮かべる企業
最も多かったのが「わからない」が79.9%と圧倒的で、「ベネッセ(ベネッセスタイルケア)」の6.3%や「ニチイ学館」の3.5%、「SOMPOケア株式会社」の2.4%など、知名度においてかなり厳しい現実が浮かび上がりました。回答全体を見るとテレビCMなど広告活動に力を入れている企業の名前も挙がっていますが、実際に学生が意識するまでには至っていないことがわかりました。この知名度の低さも、不人気業界としての課題の一つに挙げられるでしょう。

【徹底調査】就活生に不人気な介護業界の意外なライバル業界とは?-資料ダウンロード
https://intetour.biz/download/230106questionnaire?utm_source=prtimes&utm_medium=report&utm_campaign=11g

株式会社インタツアー
https://intetour.co.jp/

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