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多死社会を支えるスペシャリストへ。終末期ケア専門士資格スタート

介護・福祉

今後、訪れる多死社会において重要な役割を担っていく医療・介護専門職向けの認定資格として、一般社団法人日本終末期ケア協会( https://jtca2020.or.jp/ )が終末期ケア専門士を新設しました。同協会は業界で初となるオンライン型の協会で、地域や職種を越えて終末期ケアが学べる環境が提供されます。
  

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オンライン型の特性を活かした新たな協会

終末期ケア専門士資格は、終末期ケアについて基礎から学ぶことができ、“エビデンスに基づいた臨床ケアの担い手”を育成することが目的とされています。
医師、看護師に限らず、介護士や介護福祉士、理学療法士、栄養士など様々な職種の人の受験が可能で、関連する業界では数少ない、コンピュータで試験を実施するCBT試験が導入され、全国270ヵ所の会場で試験が実施されることになっています。
  
オンラインで実施される講義やセミナーが行われることで参加しやすく、そのまま資格に必要な単位が取得でき、聴きたい講義や実施してほしい関連イベントなど専門士からのリクエストに応える予定で、“専門士でつくり上げていくオンライン型協会”がひとつの謳い文句となっています。
資格はステップアップ方式の資格制度を採用しており、アドバンスインストラクターになれば、協会からの業務依頼、講師、執筆といった第一人者としての仕事の受注にもつながり、社会に直接働きかける重要な役割を担っていける資格となります。

 

代表理事・岩谷真意氏のコメント
「私は、緩和ケア病棟で長年勤務してきた経験から、終末期ケアを実践する人が「豊か」であることがとても大切だと感じました。それは、専門的知識だけではなく、「正解を見つけること」が正しいケアであるとは限らないこと、専門職であっても力の及ばない場面もあることを熟知し、ご本人やご家族、チームの仲間の揺れに寄り添うことができる「豊かさ」です。
この「豊かさ」は、「自己を内省する力」と共に身に付いていくものだと思います。
これからは、一般の方々も多くの看取りと向き合う時代となっていきます。その昔、日本人の生活の中に、人の老いや死が身近であったように、生活の中に自然の一部として看取りが受け入れられる社会になることを願い、そんな社会を作る道標にこの『終末期ケア専門士』がなっていくと確信しております。
ケアをする方々が中心となり、自由に学び、地域や職種、業種を越えてつながり、一人一人の個性に合った【ケアの引き出し】を見つけられる場所となれるよう、今後とも尽力して参ります。」

  
・終末期ケア専門士 試験の特徴
  1. 全都道府県で受験可能。試験も7日間から好きな日を選べる
  2. 受験日時・会場は3日前まで変更可能
  3. 災害(台風・地震など)で受験が出来なかった場合には、後日、振替受験も可能
  4. 【公式テキスト】が主な出題範囲。テキストは、読みやすくて勉強がしやすい
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