少子高齢化の進行から介護・福祉施設等の人材不足が問題視されるなか、職員の作業負荷を軽減するためにも、事務作業等の効率化が急務の課題となっています。なかでも業務負荷が大きいとされる書類作成業務は、いわゆるIT化が進めやすい領域であり、音声認識をはじめAIや、業務プロセスをルールに合わせて自動処理するRPA(ロボティクス・プロセス・オートメーション)などツールの活用が注目されています。
そうした注目されるツールのひとつが、アドバンスト・メディアが開発した医療・介護向け音声入力キーボードアプリ「AmiVoice SBx Medical」です。スマートフォンの文字入力を声で行う医療・介護向けの音声入力キーボードアプリです。
組み込み開発は不要で、アプリケーションを問わず、マイクに向かって話すだけで簡単に医療文章を作成できるもので、用途に合わせて使えるように音声認識辞書が電子カルテ・放射線・病理・介護・調剤薬局・医療メールの6種が用意されており、それぞれによく使われる専門用語の文字もスムーズに変換できるようになっています。
その便利なアプリが、職員の介護記録に簡単に利用できる介護ソフト「Care Palette」(開発:NDソフトウェア)に標準搭載されることになりました。ケアプランや日課計画の参照も可能でケアプランに基づいた記録、写真や動画の記録も可能と便利さを増しているツールがまた一段と便利になったというわけです。
音声で記録入力!タブレット端末アプリ Carepalette新機能
アドバンスト・メディアとNDソフトウェアは2014年より業務提携を行っている関係があり、これまでも介護施設向け音声入力支援ソフトウェア「Voice fun」にOEM提供するなど、介護・福祉現場の業務負担削減・業務効率化を目指した積極的な取り組みを行ってきています。
アドバンスト・メディアでは、今後も音声認識を活用した新しいソリューションや顧客サービスの開発・提供に力を入れていくとしています。
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AmiVoice SBx Medical 概要 https://medical.amivoice.com/SBx/