介護・福祉施設へサービスを提供する企業のための事例動画・ツール制作サービス

 

45%がやっぱり面会したい…全国50代超の高齢者施設への調査で

45%がやっぱり面会したい…全国50代超の高齢者施設への調査で 調査

高齢者の生活支援など介護サービスを展開するグッドタイムリビング(東京都中央区)が、新型コロナウイルス感染症の影響による高齢者施設に対する意識や行動の変化を探る目的で、全国50代以上の男女1,300名を対象に「介護に関する意識調査」を実施しました。調査結果を取り上げます。

スポンサーリンク

全国50代超の1300人に調査

グッドタイムリビングは、有料老人ホームや高齢者向け賃貸住宅等の運営、生活支援関連サービスを提供する会社。「介護に関する意識調査」は、2008年から毎年実施している調査。今回で13回目となるもので、コロナ禍での高齢者施設に関しての調査となっており全国の50代以上の男女1,300人が対象になっています。

調査概要
・調査方法:インターネットリサーチ(調査協力会社:楽天インサイト株式会社)
・対象:全国の50代以上の男女1,300名(男:670名、女:630名)
・実施期間:2020年10月30日(金)~11月2日(月)

調査サマリー

・高齢者施設 コロナ禍においても高い面会ニーズ
 何らかの方法でコミュニケーションをとりたい 86%
 中でも45%が感染・重症化リスクに配慮しつつも、直接の面会を希望

・コロナ禍で高齢者住宅に求められるものは、何よりも基本
 「予防策の徹底と、迅速な公表」

・施設職員に対するPCR検査 66%が公費で検査を希望
 負担の軽減が望まれる

・ICT導入により、「介護する側」の負担軽減を望む人が61%

・高齢者施設の運営事業者は「SDGsの目標達成に資する企業である」と全体の59%が認識

「介護に関する意識調査」調査結果

コロナ禍で高齢者施設に求めることは?

Q1. コロナ禍で、高齢者施設にどのようなことを求めますか。(複数回答)

45%がやっぱり面会したい…全国50代超の高齢者施設への調査で

コロナ禍における高齢者施設の対応については「外部環境との遮断」といった極端な対策ではなく「基本的な感染症対策の徹底」や「感染者が発生した場合の迅速な公表」など、地道な対策・対応を強く求めていることが分かる結果となった。

入居している家族への面会は希望する?

Q2.コロナ禍で、高齢者施設に入居しているご家族への面会について、どのような形式を望みますか。(複数回答)

※高齢者施設に入居しているご家族がいない場合は、いることを想定して回答。

45%がやっぱり面会したい…全国50代超の高齢者施設への調査で

高齢者施設に入居する家族と、全くコミュニケーションを望まない(「面会を希望しない」)人は14%で、8割以上の人は何らかの形で、入居者とのコミュニケーションを希望した。その中でも「対面での面会(感染対策あり・時間制限等あり)」が45%で最も高く、高齢者が感染した場合の重症化リスクに配慮しつつも、コロナ禍で、外出機会や面会の制限が続くことによる心身の負担増を懸念し、“直接の面会”を必要と考える人が多くいることがうかがえた。

PCR検査に関して要望は?

Q3. 高齢者施設の職員の任意で行うPCR検査の実施について、あなたの考えに近いものを選択してください。(単一回答)

45%がやっぱり面会したい…全国50代超の高齢者施設への調査で

高齢者施設職員の任意で行うPCR検査については、その他を除く全体の98%が検査は必要と回答し、費用については、66%が公費での負担を希望した。マスクといった感染症対策備品の配布と並行して、感染者の早期発見と、感染拡大防止のための検査体制の充実を求めていることが分かった。

介護ロボット・ICT機器を活用するなら?

Q4.今後、働き手の減少に伴い、介護現場においても職員の不足が懸念されています。その対応策として介護ロボットやICT機器の活用が期待されていますが、あなたは介護が必要になった場合に、どのような介護ロボットを求めますか。(複数回答)

45%がやっぱり面会したい…全国50代超の高齢者施設への調査で
介護が必要になった場合に求める介護ロボット・ICT機器として「介護する側の身体負担を軽減する補助ロボット」(61%)「介護される人の身体の動きをサポートする補助ロボット」(52%)が続いた。両者で約10%の差がつき、介護ロボット・ICT機器の活用として、介護を「される」側よりも「する」側の負担軽減が望まれていることが分かった。

今後、高齢者施設に求めることは?

Q5. 超高齢社会の中で今後、高齢者施設にどのようなことが必要だと考えますか。(複数回答)

45%がやっぱり面会したい…全国50代超の高齢者施設への調査で

今後、高齢者施設に必要なこととして、第一位は「施設で働く担い手の確保・育成」(69%)となり、第二位の「介護の品質の維持・向上」(60%)と合わせて、良質な介護施設が質・量の両面で必要とされていることが分かる結果となった。

SDGsへのに関心は?

Q6. 2015年9月の国連サミットで採択された、2030年までに持続可能なよりよい世界を目指す国際目標であるSDGs(Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標))に資する取り組みが広がっていますが、あなたはSDGsに関心はありますか。(単一回答)
45%がやっぱり面会したい…全国50代超の高齢者施設への調査で

Q7. 介護業界、高齢者施設の運営者は、SDGsに資する企業だと思いますか。(単一回答)

45%がやっぱり面会したい…全国50代超の高齢者施設への調査で

SDGsに関心はあるかという問いに対し、64%が肯定的な回答であった(「関心があり、貢献している企業を応援したい」「関心はあるが、貢献している企業に関心はない」「関心はないが、貢献している企業は良いと思う(応援したい)」の合計)。
また、高齢者施設の運営事業者は、SDGsに資する企業だと思うかという問いには、全体の59%が「そう思う」と回答した(「大変そう思う」、「そう思う」、「どちらかというとそう思う」の合計)。

タイトルとURLをコピーしました