尿から健康状態を見える化し健康意識を高めて行動変容を促す実証実験「健康見える化プロジェクト」が、小林製薬、ファーストスクリーニング、NTTデータMSE3社を中心に始まりました。
尿から健康状態を見える化し行動変容を促す
この「健康見える化プロジェクト」は、自身の健康状態を数値で見える化し健康活動の成果を実感することで、生活者の健康意識が高まり自発的な行動変容が促されるのかを確認するもので、4月から順次開始されます。
具体的には、一般募集した200名以上の健常者を対象に、ファーストスクリーニングが開発した尿中の成分測定センサー「ハカレルシリーズ」を使用し、毎日の健康状態を専用アプリで管理します。以降、およそ2ヵ月間、健康管理食や運動といった健康活動を取り入れて、その成果を数値で実感してもらうことで、さらに前向きに健康活動に取り組む状態へつながるかを確認していくとしています。
プロジェクトで得られた成果を活かして、小林製薬は「ハカレルシリーズ」の一般発売、NTTデータはサービスの展開を目指していく予定です。
「健康見える化プロジェクト」概要
●実施期間（予定）
以下の対象成分ごとに56日間実施
・尿酸、尿糖：2022年4月より順次開始
・ナトリウム/カリウム：2022年5月より順次開始
●被験者
一般募集による健常者約200名以上
●参加企業・団体一覧
・ファーストスクリーニング：尿成分を測定するセンサーに関わる技術提供
・NTTデータMSE：専用アプリ提供
・小林製薬：ハカレルシリーズのマーケティング協力／健康活動におけるサプリメント提供
・宮崎大学：健康活動における通勤実践コンテンツ提供
・武蔵野フーズ：健康活動における健康管理食提供
・被験者として参加：
・タウンズ、クリエートメディック、三和電子サーキット、三和ニューテック ほか
●実験で使用するもの
・尿成分を測定するセンサー「ハカレルシリーズ」
測定器にスティック装着し、尿を数滴かけることで、尿中の「尿酸・尿糖・ナトリウム/カリウム」が測定でき、スティックは使い捨てで衛生的に使用することができます。測定データはクラウド上で解析・保存され、スマートフォン等の端末で確認や管理することができます。
測定センサーイメージ図
・採血キット
本実験では、日常的な尿成分の測定に加え、比較のために採血キットを用いた血液成分も測定します。
・健康活動（一例）
被験者は健康管理食の摂取を中心とした、以下の健康活動に取り組みます。
－健康管理食（お弁当）
－サプリメント
－健康運動※、健康レシピの提案（アプリ内）
※健康運動：自身の心と身体の健康状態に目を向け、目的をもって取り組む身体活動
健康管理食のイメージ「株式会社武蔵野フーズ 健康美膳」
