介護×DXに挑むみーつけあ(東京都中央区)は、電話やLINEによる介護相談「みーつけあ介護相談」の提供を開始しました。介護に関する相談のファーストステップやセカンドオピニオンとして活用に期待しています。
介護相談のファーストステップやセカンドオピニオンに
訪問介護事業所を運営しながら介護業界のDX(デジタルトランスフォーメーション)を推進するみーつけあ。2020年4月にリリースした介護ヘルパーの人材不足解消および収入増を目的としたマッチングサービス『みーつけあWorkers』は、現時点で全国600法人以上が申し込むなど、介護分野の課題解消に向けたサービス提供を中心に展開してきています。
今回の「みーつけあ介護相談」では、相談者の現状の悩み事に対して適切な介護相談員が対応することが特徴となっています。
これまでにもLINEを用いた相談サービスを提供しており、そこでは介護施設やデイサービスなど施設を相談者に代わって探すというものでした。
今回のサービスは施設、サービス、介護費用、介護保険など分野・領域を問わず、より多くの人へのサポートを想定し、介護相談全般を対象として、電話やメールなどコンタクト方法も多彩に相談できる内容となっています。
また、介護事業者からの相談も可能とし、自身のスキルアップやモチベーション維持にもつながる環境づくりとなるサービスとしても位置付けています。
相談には、長年介護業界に携わり多彩な経験や知見をもつ、介護のエキスパートが対応。事前予約制を取り、事前にどういう相談がしたいかを申告し、相談の時間帯等を指定することで、より適切な相談員による対応が可能となるとしています。
コロナ禍での生活の変化を強いられ、介護業界全体が影響を受けるなか、今までの通常介護から変化に柔軟に対応するため、求められる最新の情報を提供するサービスとなり得ます。
すでに受けているサービスや利用している施設について、利用者にとって適切かどうか、さらに良い選択肢があるか、などセカンドオピニオンとしての利用も可能としています
【相談員からのコメント】
都道府県・市区町村などの自治体により展開される相談サービスは、介護のフェーズによって担当者や相談窓口が都度変わってしまったりすることから、突然かつ緊急性が高い介護の問題に対し適切な相談先が見つけられず、解決までに時間と労力を要してしまうというケースをいままでたくさん見てきました。
また、こういった相談窓口を訪れる方は、自身の困りごとの根本的原因が認識できていないなど、自分たちにとって本当に必要な情報が何かを理解できていないことが多くあります。
さらに、コロナ禍において遠距離介護の方からの相談が増加。従来の様になかなか会うことができない、遠くにいて状況がわからない、といったストレスを抱える相談者への対応も求められています。
「みーつけあ介護相談」を通じて、課題の整理や情報の収集をはじめとし、長年介護の業界に関わっているからこそできる多角的、効果的なアドバイス提供や課題解決に導いていくことができればと思っています。
2021年9月22日からサービス提供を開始。費用は初回は無料で、その後は1相談につき1000円となっています。
「みーつけあ介護相談」 https://meetscare.jp/soudan