“日本中の高齢者を元気にする”として、介護事業を展開するポラリス(兵庫県宝塚市)が「ジジババプロジェクト」と名付けた自立支援特化型のプロジェクトを開始しました。かねてから展開する自立支援に特化した介護とは?ジジババプロジェクトとは?その動向を紹介します。
利用者が自立した生活を送れることに特化した支援
「自立支援特化型」は、ポラリスが2001年に創業して以来、一貫して展開してきた介護サービスを指します。
介護保険制度が出来た2000年頃のデイサービスは介護が必要な方を家族から預かり、施設内で入浴や食事の「お世話」をする「お世話型」介護でした。
「自立支援特化型」とは、利用者自身が自立した生活を送るための支援を行うサービスで意欲、体力、動作能力を高め、特に「歩行能力」の改善・維持に力を入れています。
その結果、自立支援(独自のノウハウ)から国の平均より大幅な二次判定改善率を有しているということです。
ポラリスの活動は「自分の足でしっかりと歩き、いつまでも住み慣れた家と地域で元気に過ごしていただくこと」がコンセプトだといいます。
それが昨年来のコロナ禍で、活動自粛によって車いすや寝たきりの高齢者が急増してきました。その問題を解決するため、立ち上げた新たな活動が「ジジババプロジェクト」です。
自立支援のケアを受ける拠点創出を目指す「ジジババプロジェクト」
「ジジババプロジェクト」は、いわば歩くことをあきらめている高齢者をなくそうとする活動です。
まずは地方から日本中を本気で変えるため、自立支援のケアを受けることができる拠点の構築が目指すゴールとなっています。
①「お寺」と地域を融合するポラリスデイサービス
三重県津市にある、曽洞宗塔世山 四天王寺の敷地内に、ポラリスの「自立支援デイサービス」誘致を目指しています。
もともと人々が寄り添い救われてきたお寺本来の姿を今に取り戻すと同時に、地方創成にも取り組むものです。
以下の支援を通じて
「お寺ならではのサービスと融合し、ご利用者様がいきいきと生活できるケアを提供し”夢のような”デイサービスを実現させます。」
- 子ども食堂や無償学習塾のような“貧困家庭への支援”
- 虐待、いじめ等から退避する“駆け込み寺”
- 瞑想や住職の講話等の活動や精進料理を取り入れた“食生活支援”
- 歩けなくなった高齢者をあるけるようにする“自立支援”
(※2021年4月オープン予定)
②石垣島でリゾート滞在型の自立支援「ポラリスステイ」
3ヵ月間しっかりと自立支援のケアを受ける「ポラリスステイ」を石垣島に開設するもの。
最新のAIを駆使したケアサービスに、オフグリッド(電力会社などの送電網につながっていない、独立型電力システム)デイサービスとして環境にも配慮した設計で、施設自体を自立させることで災害時避難場所としても利用する計画となっています。
- 石垣島を高齢者が日本一元気な島へ
- 日本全国、世界からも元気になるために訪れる島へ
- 再生エネルギーを使用し、環境に配慮した日本一自立した島へ
(※2021年8月オープン予定)
③世界一周101日の介護「ポラリスクルーズ」
「乗るときは車イス、降りるときは自分の足で」をコンセプトに、101日の世界一周旅行中に、リハビリテーションや歩行訓練に取り組む“世界一周×自立支援”を実現するサービス。諦めていた世界旅行をしながら元気になれる、夢のような旅を実現するおのです。
- 自分自身で世界中の風景や文化に触れる旅へ
- 「乗るときは車イス、降りるときは自分の足」を楽しむ旅へ
- ドキドキ、わくわくが止まらない旅へ
(※2021年8月出航予定)
なお、同プロジェクトは「コロナに負けるな! 日本から世界を本気で変える”ジジババ プロジェクト”」としてクラウドファンディングを実施中です。
https://camp-fire.jp/projects/view/354909
「誰もが生まれてきてよかったと思える世界をつくる」
弊社代表森剛士はこのひとつの想いからデイサービスを始めました。
きれいごとに聞こえるかもしれない。けれども森の頭の中には何十年も前から描かれていることなのです。
我々の行ってきたことはほんの一部であり、これからも壁にぶち当たりながら、ただただ突き進んでいきます。
2021年は更に多くの人に“生きていてよかった”と、最後まで目標・夢を持って歩いていただく為、地方からの日本中へ、そして世界へ自立支援による介護イノベーションを起こします。
株式会社ポラリス
https://www.polaris.care/