筑波大学発ベンチャーとしてアプリや動作解析システムの開発が好評のSportip（東京都港区）。AIを活用した指導者・施術者向けアシスタントアプリ「Sportip Pro」に高齢者向け機能を追加し、姿勢の適切な診断とリハビリに効果的な運動が処方されるようになりました。
高齢者向けの運動追加と年齢別フィードバックの提供開始
Sportipが開発した「Sportip Pro」は、従来版からのバージョンアップとして、さまざまなAI解析機能を備え、オンラインでも効率的に指導を届けることができる姿勢・歩行AI分析アプリケーション。
「全ての指導者へ素晴らしい力を提供する」をコンセプトに、Withコロナ時代のオンライン指導へ最適化を図るとともに、フィットネス関係者から、整体師・スポーツコーチ・学校関係者など幅広い範囲で活用できるサービスとなっています。
Sportipは2020年、経済産業省が推進するサービス等生産性向上IT導入支援事業「IT導入補助金2020」において、IT導入支援事業者に採択され、Sportip Proがは「IT導入補助金2020」の対象ツールに認定されています。（SportipはC類型に分類）
ユーザ数は無制限に登録可能、豊富なAI解析にフォーカスした機能、使いやすさの向上などの特長があります。
新たに追加された高齢者機能は、高齢者向けの運動を追加し、年齢別フィードバックが提供されるようになります。
姿勢解析機能では身体のゆがみを数値化・可視化し、胸椎や骨盤など部位ごとの状態が詳細に診断できます。
トレーニングの処方は、転倒予防やフレイル対策、脳卒中リハビリに効果的な負荷の低い、高齢者でも行えるトレーニングが追加されています。
・身体状況に合わせた運動メニュー：姿勢改善運動・セルフリハエクササイズ・静的ストレッチ
・目的ごとに合わせた運動メニュー：転倒予防運動・フレイル対策運動・認知症予防運動
動作分析・姿勢分析におけるフィードバックが年齢別に実行されるアップデートされています。
現在、「Sportip Pro」では149を超えるチェックが可能で、今後は、さらにヨガやストレッチ・姿勢改善運動など1,500を超える運動を追加、症状や目的など個人の詳細な状態に応じて適切な運動が処方されるように開発を目指すとしています。
▼関連リンク
Sportip https://www.sportip.jp/
